Qanba Droneをセイミツレバー・セイミツボタンに換装しました
2ヶ月ほど前、Qanba Droneというアーケードスティックを購入しました。 このスティックは他のスティックと比べてコンパクトで、 軽い割に安定していて良いのですが、 標準のスティックとボタンに少し不満があったので換装してみました。
私はパーツ換装などが初めてでやるまで分からなかったこともあったので、 この記事が参考になれば幸いです。
※パーツ換装はメーカーの保証が効かなくなるので自己責任です。
換装前はこんな感じです。
購入したものは以下の通りです。
- スティック : セイミツ LS-32 SEベース
- レバーボール : セイミツ LB-39 クリア
- ボタン : セイミツ PS-14-G 白x4 黒x4
私はSTGを主にプレイするのでセイミツレバーを購入しました。
まず、レバーボールを外します。 本体裏側はこのようになっています。
ここにあるつまみを回して外すとレバー裏のネジが出てきます。
レバーボールを持ちながらこのネジを回すとレバーボールを外すことができます。
次に、本体裏側にある6つのネジを外します。 ここで、一つのネジは保証シールが貼ってあるので剥がす必要があります。
ネジを外すと、表面のカバーを外すことができます。
表面カバーの裏側の基盤のコネクタ2つを抜くと作業しやすくなります。
レバーを外すためにレバー表面の4つのネジを外します。
レバーを外すとこのようになります。
このレバーに付いているファストン端子を外すのですが、 これがなかなか外れなくて苦労しました。 端子のカバーをずらして、 端子の細くなっている部分をラジオペンチでつまんで引き抜いて外しました。
ここで、LS-32をケースに収めるために端子を曲げる必要があります。 ラジオペンチでLS-32の端子をケースに収まるように曲げます。
外した端子をLS-32の端子に付けます。 端子は差し込めば付けることができます。 ここで、端子は色のついたものと黒のものがペアになっていて、 そのペアを同じスイッチに付けます。 色でレバーのスイッチの上下左右それぞれの方向がわかるので、 スイッチの方向を確認して端子を付けます。 スイッチには極性がないのでペアが逆でも構いません。 リード線の長さが足りなかったので結束バンドを外しました。
ここで、端子を付けた状態でケースに入らなければ更に端子を曲げて調整します。 特に右側の端子はかなり曲げないと入りません。
ケースに入れることができれば先に外したネジ4本で固定します。
ボタンは、それぞれに付いているファストン端子を外します。 このとき、端子とボタンの隙間にマイナスドライバーを差し込み、 少し回して端子を浮かしてから抜くと外しやすいです。
端子を外した後、ボタンに付いているストッパーを抑えながら外します。 その後、新しいボタンを差し込んで、端子を付けます。
この時最後まで差し込んでもストッパーがかかっていないと感じました。 今のところボタンが抜けるといったことはないのですが、 きっちりボタンを固定したい人は差し込み式よりネジ式を買ったほうがいいかもしれません。
ボタンを付け終わったら、外したコネクタを付け、 表面のカバーを閉じて裏のネジを締めます。 最後にレバーボールをつければ換装は終わりです。
レバーについてですが、以前のレバーでは倒してから反応するまでの ストロークが長かったのに対して、 換装したレバーは比較的短いストロークで反応するので操作しやすいと感じました。 また、操作したときの感触も心地よくなったと思いました。
ボタンは、以前のボタンでは時々プラスチックが擦れるような感触があり、 あまり心地よくありませんでした。 換装したボタンはその感触は無くなったのですが、 押したときの感触が「ペコッ」という感触でストロークが長く感じました。 自分はアーケードのボタンというと「ペチッ」という感触でもっとストロークの短いものを 想像していて少し違和感を感じたので、 三和ボタンを購入したほうが良かったのかもしれません。